《iCab Preview 2.0》中文版を入手できた。PowerPC 版・68K 版ともに、「聖堂」だけでなく iCab 公式サイトや情報窯子のサイトからもダウンロードできるようになった。台湾で配布されているパッケージは、iCab と独自の
台湾の Mac 情報サイト情報窯子の24日附記事によると、《iCab Preview 2.0》中文版が成功大学の FTP サーバ「聖堂」で公開された。混み合っているようで、サーバに繋がらず、私は入手できていない。
Mac OS 9 中文版の
発売されたばかりの《AppleWorks 6》日本語版を購入した。MacWIRE Onlineの報道によると、アップルは「クラリスワークスからのバージョンアップではなく,あくまで「新しい製品」として認識している」といっている。けれども、自分の iMac にインストールして使ってみると、やはり既にあちこちでいわれているように化粧直しした《クラリスワークス4》という印象を受けた。
ドイツ生れの《iCab》は、今週 Preview 2.0になった。これまで同様小さくて軽快だ。68K Mac は、Netscape が4.04以降 (下の「さらに追記」を参照) 、Internet Explorer が4.5以降でサポートしていない。おそらくいまの Mac ユーザの大多数は PowerPC 機を使っているだろうから、ユーザにもあまり関係なく、また大手2社がサポートを打切るのも仕方のないことかもしれない。しかしこの iCab は最新バージョンでも、68K Mac をきちんとサポートしている。高く評価されるべきだろう。私が試した限りでは、68K Mac で PNG 画像入の Web ページ (このページもそうだが) をきちんと表示できるブラウザは、この iCab だけだ。
このバージョンからは、システムフォルダ内の「初期設定」フォルダだけでなく《iCab》自体のあるフォルダの中に設定書類を入れても機能するようになった。iCab 初期設定書類をアプリケーションと一緒に保存しやすくするための仕様変更のようだ。私はこれを利用して、英語版と日本語版で別のホットリスト (ブックマーク・お気に入り) を使い分けている。私は英語版の方を《Language Register》で
《iCab Preview 2.0》は2000年8月末まで使用できる。正式版は有料化され、49マルク (3400円ほど) になる。大手2社のブラウザが無料で配布されている時代だが、《iCab》は正式版に対価を払う価値があると思わせるブラウザだ。
現在の《iCab》の 68K 版では大変残念なことに日本語のページは Shift JIS でエンコードされたものしか正常に表示できない。いまのところ 68K では EUC や ISO-2022-JP で書かれた PNG 画像入のページをきちんと表示できるブラウザはないことになる。
Netscape ブランドのブラウザは、4.04以降のバージョンで通常の PNG 画像が入った Web ページを作者の基本的な意図どおりに表示できる。EUC や ISO-2022-JP で書かれた日本語ページの表示にももちろん問題ない。
《Netscape Communicator 4.08》は 68K Mac 版が用意されているので、上の条件を満たしている。しかし《Communicator 4.08》 は、Mac OS 7.6 以上でないとインストールできない。2000年の今、中古の 68K Mac を手に入れることは簡単でも、Mac OS 7.6〜8.1 を新規に入手するのはとても難しい。事実上「68K では EUC や ISO-2022-JP で書かれた PNG 画像入のページをきちんと表示できるブラウザはないことになる。」といってもいいだろう。
3月末に配布が始った《Internet Explorer 5 Macintosh Edition》は、Mac OS X や最近の Mac の外観を意識したブラウザになっている。システムフォルダにインストールする機能拡張類も減り、それらをアプリケーションを同じフォルダにおいてもきちんと動作する。プラグインでなくアプリケーション自体で PNG 画像を表示できるようになった。 (以前のバージョンでは、場合によってインライン表示できたりできなかったりした。) ブラウザとしての出来も悪くない。基本的には Macintosh ユーザの好みやニーズをよく理解していると思う。けれども、ねえ。
オープンソースで開発が進められている《Mozilla》は、《Netscape 6》の元になっているといえるブラウザなので、先々週後者について書いたことは、(ウィンドウがないときに正常に終了できないバグ以外) この Mozilla についてこそいうべきなのだろう。
日本や台湾、合州国といった各国の Apple サイトからリンクされていないので、これまで気付かなかったが、
サイトのデザインは、ページトップにタブのない香港・台湾などと同様のもの。日本ではこの2月の MACWORLD Expo/Tokyo 2000 まで使われていた。まだ台湾にはない「
これを書いている時点で「
中国大陸での iMac の販売店 (iMac経銷商) は、目下北京と廣州に限られているようだ。廣州に5軒も iMac を売るパソコンショップがあり、さらに環市路の廣州友誼商店や北京路の廣州百貨大廈でも売っているとは意外だ。いったいどのような基準なのだろう。もっとも「新春促銷活動」のページを見ると、扱っている公司は他にあるのだが、通常の店頭販売とは別なのだろうか。iMac DV 400MHz はそのキャンペーン価格で、
台湾の繁體字サイトと中国大陸の簡体字サイトとが出揃ったので、両者の用語の異同を比較するのも面白そうだ。比較してみると、上の www.applecomputer.com.cn/imac/buy.html のように台湾サイトの内容 (この場合 www.apple.com.tw/imac/buy.html) を機械的に簡体字に置換えただけといっていいページも見受けられる。
Mac OS 9 日本語版アップデータ《J-Mac OS 9.0.4 Update》の配布が始ったので、インストーラをダウンロードした。私の環境では、七つ目の更新になる。中文版 (繁體中文版≒台湾版) の方はどうかと思って、5日・6日と asu.info.apple.com や www.apple.com.tw の関係ページを見てみたが見当らない。
《Netscape 6 Preview Release 1》が公開された。現行の Netscape Communicator 4.7 と比べると、インターネット関連の諸標準をより意識したものになっている。Preview Release 1 だけあり、Mac 版 (Mac OS 8.5 以上に対応) には、ウィンドウを全部閉じるとメニュー表示に欠落が出て、キーボードからも正常に終了できないバグがある。何らかのページを表示すれば元に戻る。設定やインストールも新しくなって、こなれているとは言えない。特に簡体字中国語の Web ページを見る際など言語 (エンコード) 選択は、設定が煩雑になったように思われる。フォントの設定はなかなか反映されない。良くも悪くも全体的にインタフェースが Windows や《Internet Explorer》に近づいたような印象を受ける。バグのことは措くにしても、細かな振舞いも含めて大幅に変っているので、《Netscape 6》に慣れるのには、相当時間がかかりそうだ。